エチオピアウェロ産のハチの巣模様のハニカムオパールです。ハニカムとはちみつの巣のような模様をした珍しいオパールのことです。エチオピア産オパールのみに見られますが、非常に珍しく、１００個～２００個に一つあるくらいというものです。色はかすかに青味のある無色です。透明感もありますが、薄い幕がかかった様な半透明ですが、ハニカムオパールの中では透明度は高い方です。、モニターにもよりますが、写真ほど全体に青みがかっていません。游色はモザイク模様のように、発光するようにフラッシュします。ギラギラした赤味中心の游色は場所を変えながら全体に現れ写真以上にクリアーです。光源にもよりますが、写真より赤味が多く出ると思います。ハニカムの模様は細かく繊細で綺麗です。石の色も模様も白色同士なので、褐色系のハニカムよりはクリアーではありませんが太陽光や明るい光源の元では良く分ります。ハニカムオパール自体非常にレアーですが、オレンジブラウン系よりも、この様な無色系で透明度の高いハニカムタイプの方がレアーです。御奨めの大きさも十分ある無色に近い透明感のあるハニカムオパール。
今は産出されているので、流通がありますが、オーストラリアのオパール同様、いずれ枯渇するので、良いエチオピアオパールを入手するのは今だと思います。特にハニカムオパールのようなレアーな石は年々入手困難になると思います。気にいられた方はこの機会にどうぞ。次回海外出張する際にジュエリーに加工する事も出来ますので、ご希望の方はお知らくせ下さい。
エチオピアオパールの大きな特徴は、大気中の水分吸収力が非常に強いという事です。私も実際に経験して驚きました。梅雨時に湿度の高い所に長く置いた状態で見ると、まるで違う石のように透明になり、游色効果は薄くなります。1日位天気の良い日に外に置くと徐々に元の状態に戻り、エアコンをつけた部屋に1～2日置くと 元の状態に戻りました。この水分の吸収性の良さはエチオピアオパールの特徴で他の地域のオパールには見られません。誰もしないと思いますが。水につけたりの実験はしないでください（笑）。水が汚れていると、オパールも汚れてしまう事があるそうです。湿度にここまで敏感に反応するのを見ていると、まるで、生きているようです。乾燥気味にしておく方が游色はよく見えますが、湿度が少し上がっている状態の透明度が高くなった状態も味わいがあります。高くなりすぎると游色がほとんど見えなくなることもあります。
